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自治体もやっている!個人情報・機密情報のデータ消去方法3選!

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「パソコンを処分することになったけどその前にデータの消去をしないと…」
「そもそもデータの消去ってどうすればいいの?」

上記のお悩みはこの私、藤井 新が解決いたします!

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名前:藤井 新
2019年より法人様限定で自治体・民間合わせて、
累計150社以上のパソコン処分を担当。
実作業経験もあるため処分に関する
あなたのご不安を一緒に解決します。

この記事を読んでいただくことでデータ消去の方法を知ることができ、
あなたの会社に適した消去方法を選定することができるようになります。

1. 磁気方式

1.1 磁気方式とは

大事な情報資産に入ったHDDやテープメディアなど
磁気記録データの媒体を専用の強磁気破壊装置にて、
1200kA/m(約15000 エルステッド)の強磁界を照射しデータを完全に消去いたします。

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1.2 磁気方式のメリット・デメリット

<メリット>
・1照射あたり2本同時20秒程で充填・照射のため、短時間で処理が可能。
・米国国家安全保障局(NSA)で認定されている消去方式の為安全です。
<デメリット>
・専用装置が必要。
・HDD内のPCが認識するためのデバイス情報ごとデータ消去する為、パソコンのリユースが不可能。
・非磁気以外の例えば光書き込みディスク、SDカード、SSDなどには効果がありません。
・作業前後の状態が見た目で判別不可能。
・HDD等の取外しや分解に時間がかかる。

2. ソフト方式

2.1 ソフト方式とは

大事な情報資産に入ったHDDやSSDなど情報が記録されている全領域に対し、
複数回データを上書きすることで、データの読み取りや復元を不可能にする消去方式です。
JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)によると、
基本的にはデータ消去ソフトで1回固定データによる上書き消去を行うだけでも
十分な効果があると言われていますが、より安全な3回上書きを推奨します。

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2.2 ソフト方式のメリット・デメリット

<メリット>
・OS上で動作するセキュリティソフトウェアの為、パソコンを分解しなくてよい。
・書き込み方式の種類が多く、あなたの会社にあった消去が可能。(3回以上の書き込みが必須)
・パソコンのリユース(有価物としてPC買取業者に引き渡し)が可能。
<デメリット>
・1台ずつ且つ記憶領域に対し全てのセクタへの書き込みを行う為、時間がかかる。
・電源が入らない、起動しないパソコンはデータの消去が不可能。
・作業前後の状態が見た目で判別不可能。

3. 物理方式

3.1 物理方式とは

大事な情報資産に入ったHDDやSSDなど情報が記録されている物理的な記憶域部分を
ディスク専用の油圧機にて穿孔破壊します。

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3.2 物理方式のメリット・デメリット

<メリット>
・作業前後の状態が見た目で判別可能。
・1穿孔あたり2本同時20秒程度で実施が出来る為、短時間で処理が可能。
<デメリット>
・物理的にHDDを破壊してしまう為、パソコンのリユースが不可能。
・HDD等の取外しや分解に時間がかかる。

4. まとめ

4.1 購入(廃棄)、レンタル、リースおすすめ消去方法

それぞれのパソコン「購入(廃棄)、レンタル、リース」に対して
どの消去方法がおすすめかマトリックス図にまとめました。

消去方法/パソコン 購入(廃棄) レンタル リース
磁気方式 × ※△
ソフト方式  
物理方式 × ※△

※リース会社によっては、許可している場合があります。

以上、データ消去の方法を説明させていただきました。
あなたの会社に適した消去方法は見つかりましたか。
ぜひ本記事を参考に、データ消去を行ってください。

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